20年という時間

さて、今日は日航機が御巣鷹山へ落ちてからちょうど20年目である。
もっともこの年の10月に生を受けた自分には当然リアルタイムの記憶は
存在しない。後付けで調べた事ばかりである。

しかし、この事件が自分に与えた影響は意外と大きい。ジャンボ(not鶴田)
安全神話というものが当時はまことしやかに信じ込まれていたらしいが、
考えてみれば世の中に絶対安全なものなんかありゃしないのである。現に
スペースシャトルだって爆発してしまうわけだし(この次の年でしたか)。
そんな事は普通考えればわかる事なのだが、何事もなく無事平穏に進んで
いるとそれが当たり前になって「絶対大丈夫」だと思い込んじゃう。それが
砂上の楼閣である事はホントはみんなわかってるんだけどね…と思ったり。
まあ何を隠そう、自分は飛行機が大嫌いである。何度か今まで乗ったけど
やっぱり好きにはなれない。何が嫌いかと聞かれるといろいろ理由はある
のだが、結局のところ「万が一落ちたらどうしようどうしよう」といつも
怖くなってしまうのが原因だと思われる。
世の中にホントに信頼できてホントに安心できるものなんかありゃしないさ…
と思う20年目の夏なのであった。