涙の止まらない真夜中

ショックなのである。何かといえば、好きだった馬が死んでしまっていたのだ。馬の名をトロットサンダーという。
地方競馬から中央競馬に入り、晩年になってGⅠレースを2勝した名マイラーであった。当然、種牡馬になったはずだったのだが…
子供の成績が悪かったせいだろうか、それとも血統が地味だったせいだろうか、いつの間にか種牡馬を引退し(まあぶっちゃけた話廃用=お払い箱)、その後は別の牧場にいたらしい。
しかし…昨日某所で見かけた写真は…骨が浮き上がり、がりがりに痩せていた。その姿からはかつて競馬場で満場の歓声を浴びていた馬と同じとはとても思えない程である。そしていつの間にかお亡くなりになっていたらしい。

まあ、確かにサラブレッドって経済動物である。種牡馬としての価値のない馬である以上、いつまでも置いておくわけにも行かない(維持費もかかるし)、その事情はまあ分かる。でも…全く何の実績もない馬ならいざ知らず、GⅠを2勝もした名馬である。当時のトップマイラーである。それほどの馬を廃馬同然のまま死なせてしまうとは何事か、と思うのだ。
去年はアメリカでファーディナンドの死(ケンタッキーダービーを勝った名馬が日本に種牡馬として輸入されたが結果を残せず、最後行方不明になった)が問題とされた。いくら種牡馬として結果を残せないからといっても、名馬が不遇な生活を送って死んでしまうほど不憫なものはない。今こそJRAなり何なりが音頭を取って、引退した名馬達の生活をバックアップする制度をもっと発展させるべきだと思うのである(月3万円保証とかじゃぬるいのよ)。

今日は暗い内容&競馬ファン以外を置き去りにするブログを書いてしまったwまあ、トロットサンダーが初GⅠ勝ちしたのは今から10年前、秋の京都…その頃から競馬を見始めた自分には思い出深いのである。

今日の「懐かしのメロディ」 「蒼い瞳のエリス」 安全地帯 1985

安全地帯が好きなのである(玉置浩二ソロももちろん好きだが)。んで、ワインレッドの心でもなく、悲しみにさよならでもなく、この曲なのだw(後はブルシアンブルーの肖像とかも好き)
この曲を聴けば聴くほど歌詞の内容、そして曲名からして…かの森鴎外の名作「舞姫」に出てくるエリスがモチーフになってる気がするんだけどなあ…ちなみに「舞姫」は学校で習いました、エエw