実写版映画って…

どうなのよ?

何の事かといえばかの「電車男」の映画化の話である。まあアレだけ話題になったんだから別に映画になってもおかしくはないが、キャストに問題があるのである。
主演が山田孝之ってのはまた微妙なチョイスだ。大体、今放送中の「H2」で「野球がろくにできないのに主役をやっている」時点でどうかしているのだが(原作ファンから相当ブーイングが…ま、よくある話だけど)、電車男のキャラに全く持って合致してないような気がするのである。
 相手役の「エルメスさん」が中谷美紀なのはまあそれはそれでいいだろう(個人的にこの人の持つ雰囲気はあんまり好きじゃないけど)。しかし、電車男の主人公氏は要するに今までほとんど女と付き合った経験がない人であるわけで、そういういわば「ダメキャラ」を山田孝之がどう演じるかに興味がある(もっとも、H2をダメだこりゃと思いながら見ているのであんまり期待はしていないが)。
 賛否両論あるにせよ、インターネット掲示板(まあぶっちゃけ2ちゃんねる)発のこの手の作品は増えてくるだろう。今すぐにとは思わないが、第二第三の電車男が出てきてもおかしくはない訳であり、それが今後どういう扱いをされるか、楽しみでもある。個人的には「ホリエモン物語」とかできたら大笑いしそうだが(ニッポン放送を手中にしたらラジオドラマとかでマジでありそうじゃないかw)

 ドラえもんの話。声優総入れ替えのメンバーが発表されたが、正直まだピンと来ないのである。というか、もうドラえもん見る歳でもないだろうと思ってこの数年ドラえもんを見ていないのでよく分からないのだが、とにかく最低でも最初の1年は違和感が残るだろう。かつてサザエさんのカツオ役の声が変わったときと同じ現象である。相当の批判もあるだろうが、いっそ分けて考えたほうがいいかもしれない。「このドラえもんは第二世代のドラえもんであり、前の世代とは違う別の作品だ」と思ったら、いいかもしれない。そもそも、原作者のいない今の作品は、誰か別の人が作ってるのだから。

今日の「懐かしのメロディ」 「かっこ悪いふられ方」 大江千里 1991

大江千里の時代というものが確かに存在した時期があったのだ。80年代の終わりから90年代の初めまで、シンガーソングライター(懐かしい言葉)として歌を歌い、ドラマに出たりしていた。ただし、彼の場合作曲能力は高くても歌がベラボーにうまい訳ではないという問題があったわけだが。ただし、この曲を聴くとダメダメな男の気分が少しは晴れるから不思議な話であるw